下野薬師寺跡

下野薬師寺(しもつけやくしじ) 静かな空間に奈良唐招提寺(とうしょうだいじ)よりいただいた復元模刻像は開眼法要を終え、模刻像は仏像になりました。 右手は施無畏の印…恐れをなくしてくれる。 左手は与願の印…願いを聞き届けてくれる。 漆などは塗っておらず木(カヤ)の香りを楽しみ、やがて赤みをなしてくる像になるそうです。 no.6•7 奈良唐招提寺より記念樹として株分けされた「瓊花(けいか)」の苗木が育っていました。花は白くガクアジサイに似ていますが、大きな違いはとても良い香りがするようです。花は4月下旬から5月の初めに咲きます。 no.9 錦魚葉椿(キンギョバツバキ) 境内に珍しい、葉が金魚の形をしている椿の木がありました。 葉の先が結ばれた形を見つけると願いが叶うと言われています。 桜の咲く春に、また訪れてみたいです。 瓊花の花も見てみたいと思いました。

下野薬師寺(しもつけやくしじ) 　…日本三戒壇(さんかいだん)のひとつ 創建は天武天皇 680年天皇の勅願により建てられました。 同時期に建った奈良の薬師寺と区別するため下野国の薬師寺は、下野薬師寺(しもつけやくしじ)と呼ばれています。 1339年、足利尊氏により寺名が安国寺に改称されました。 平成29年(2017)、本堂、山門、庫裏、本尊 並びに仏菩薩の修理(平成の大修理)を機に、平成30年(2018) 寺名を下野薬師寺に戻しました(寺名復古)。 no.1山門 no.2本堂 no.5国宝薬師如来像復元模刻 no.6龍の天井画 no.7戒壇堂(かいだんどう) no.8丈六釈迦如来立像と鑑真大和上座像 no9.復元回廊 住職さんが声をかけて下さり色々と教えて頂き、良い時間を過ごせました。