【京都・随心院】<はねず踊り>・はねず踊りの「はねず」とは、うす紅色のことを指す日本の古語の言葉にあたります。・隨心院の「小野梅園」に咲く紅梅は、古くから親しまれ、昔、深草少将がこの地に住んでいた小野小町を恋慕う❤️あまりに百夜通いの悲願をこめてずっと通い続けたと言われております。・しかし、九十九日目の大雪の夜、ついに代人を仕立てた事が裏目に出て、少将にはもはや小町の姿を射止める事は出来なかった。・後に小町は、毎年「はねずの梅」が咲く頃を、老いの身も忘れたかのように、里子たちと楽しい日々を過ごしたといわれております。また、少将が通い続けた日数を小町が榧(かや)の木の実で数えていたという伝説が残っており、現在では、隨心院の周辺に数株の古木が茂っている様です。・小野小町と、深草少将に纏わる話は、伏見深草墨染駅近くの、欣浄寺(ごんじょうじ)にも残され、そこには叶わぬ夢となった想いに添えるよう二人のお墓が寄り添うように並んでおります。・はねず踊りは、この隨心院に伝わる小野小町の伝説をモチーフとされ、童謡や民謡などがいつ頃から歌われ、そして踊られたかは、未だに不明です。🧐・江戸時代の元禄年間から少なくとも大正時代までは、毎年「はねずの梅」が咲く頃に、里子たちが家々を訪れ、庭で踊っていたことは明らかとされております。・一度は、大正時代に途絶えたこの「はねず踊り」を何とか復活させようとお寺関係者や地域住民が一体となり動き出しました。😊・そして、昭和48年の春に「はねず踊り」の復活を希う人々の声に応えて、遂に甦ることができました。👏🙌・毎年、「3月最終日曜日」に勅使門前に舞台を設置して開催されます。※今年は2024.3.31(日)の開催です。※11:00〜15:00過ぎ迄開催されてます。※雨天時は堂内にて開催となります。※入山料は、大人1,000円、中学生800円[アクセス]〇京都市営地下鉄東西線、「小野駅」より徒歩5分🚶♀️〇「烏丸御池駅」から「小野駅」電車で18分〇JR「京都駅」から電車で25分