山形県遊佐町の「永泉寺(ようせんじ)」卍7世紀に創建。元は禅道場として開かれ、能登総持寺の直末で中本山だったらしいです。平安時代以降、天台宗の寺院となり鳥海山修験の山岳信仰の拠点として(鳥海山大物忌神社と同じく)隆盛。一時衰え、14世紀に曹洞宗に改宗し再建され、興聖寺から永泉寺へと寺号も改められる。江戸時代に東禅寺城(亀ヶ崎城)の城主志村弘安の加護となり、1611年に家臣によって境内に弘安公の供養塔である石造九重層塔が建てられる。※志村弘安は奥州の関ヶ原と呼ばれた長谷堂城城を直江兼続の猛攻から死守したことで有名。あと酒田港建設者です。7〜10枚目がその石造九重層塔とその周りを写したもの。お寺の奥の山道を登って行くと辿り着けました。県指定の重要文化財に指定されていますが、周りの大木のせいか思ったより小さな印象で、寂しい雰囲気の場所にありました。因みに弘安公のお墓の方は酒田市の青原寺にあるそうです。1〜5枚目境内に居たお地蔵様、子育て地蔵尊その他6枚目お寺の裏手にある町指定→県指定の天然記念物のハリモミ(トラノオモミ)🌳樹高30m、幹回り6m山形には自生しない樹木だそうで、県内のハリモミでは最も古く、植えらた年は350年程前ではと推測されています。2022年5月上旬📷