宮城県東松島市にある「野蒜(のびる)築港跡」⚓️こちらは明治初期に作られた幻の港です。歴史や建築の分野が好きな人はもしかしたらご存知かもしれませんが、横浜港が建設されるよりも前のこと...仙台港の北にある今の東松島市のこの場所に大きな港があって活躍していたかもしれないのです。運河、道路、鉄道を含めた港湾施設を新設する明治政府の一大プロジェクトでした。もし計画が上手く行ったのなら、水陸上のネットワークでこの地域を中心とする周辺の発展は目覚しく、今と別な都市ができていて違った歴史が流れていたかもしれません。・:+°幻と言いましたが野蒜築港は実際に作られて完成もしました。しかし、僅か3年後に台風の被害で崩壊してしまい、資金不足で修理再建もされず放棄され...現在は廃墟となった残骸が少しだけ遺るのみです💧河口の漂砂が予測していたよりも多かったり、大きな防波堤を先に作るべきを順序を誤ったのがプロジェクトの敗因みたいで...また東北本線の整備が進んでいて、港湾事業は後回しにされてしまったようでした😓ちょっぴり浪漫を感じさせる河口のレンガ作りの橋台廃墟と、地固めに使われたというローラー、東北地方初の気象観測所もこちらに建てられたそうです。※以前は野蒜築港に関する資料の見れる施設や公園があったそうですが、震災で流されてしまって残念ながら今はありません💦人気のない砂浜の様子...ワンコの足跡がありました🐾🐕2022年3月上旬📷