小幌洞窟遺跡(岩屋観音)

イワヤカンノン)

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洞爺湖・苫小牧・室蘭・えりも/文化史跡・遺跡

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小さな湾と断崖に囲まれた神秘的な雰囲気を体感できる小幌洞窟は、およそ300万年前の海底火山の噴火によって形成された地形が波によって削られてできた洞窟で、縄文時代晩期から現代まで利用されています。洞窟内には円空上人がこの洞窟で彫ったとされる観音像が祀られています。(*)この地には、「昔、礼文華山道を歩いていた回国の僧が大熊と出会い、必死で逃れようとして小幌の洞窟にたどりつきました。 洞窟の中に仏像があったのでその陰に身を隠していると、大熊はその仏像の頭を食いちぎって去って行きました。おかげでこの旅の僧は助かり、そのことを礼文華のコタンの人々に伝えたのでした。」という言い伝えが残っています。これ以来、人々はこの仏像を「首なし観音」とあがめるようになったということです。また、この仏像は「岩屋の観音様」とも呼ばれ、豊漁や海の安全を祈願する人々の信仰の的となったとのこと。*幕末慶応年間~明治初期に新しい首が付け替えられ現在に至っています。*現在は、有珠善光寺に保存されています2010年には洞爺湖有珠山ジオパークが世界ジオパークに登録され、小幌洞窟周辺海岸もジオサイト に指定されました。この貴重な秘境「小幌洞窟」を訪れる人々には、大自然のつくり出した造形の美とともに、歴史的背景にも思いを馳せていただければと思います。

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基本情報

小幌洞窟遺跡(岩屋観音)

イワヤカンノン)

北海道虻田郡豊浦町

0142-83-2239

アクセス

(1)JR小幌駅から20分(  日本一の秘境駅「小幌駅」からのアクセスのため、帰りの列車に乗り遅れないよう余裕を持った行動を心がけて下さい。)

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