ペンション南山手10番館は実は、コルベ館の上にありました。行くまで知らず、というか、コルベ?って?と全く無知なまま宿泊し、そのまま早朝チェックアウトして、コルベ館はノータッチで去りました。が、このコルベ氏とは、マキシミリアノ・マリア・コルベ神父(1894年〜1944年)のことで1930年日本に来てまもなく借りた洋館があった場所で、「聖母の騎士信心会」に日本支部が開設され、「聖母の騎士」誌の出版作業が行われた場所ということでした。当時の洋館は火災によって焼失し、現在の記念館は、その焼け残った赤レンガの暖炉(長崎市の南山手伝統的建造群に指定)を中心として建てられたものです。そもそも、コルベ神父は、ポーランド人で、戦争中にポーランドへ帰国して、そのままアウシュビッツの牢の人の身代わりを申し出て、獄死なさったそうで、のちに、1982年に法皇ヨハネパウロ2世により、聖人に列せられたのでした。知らなくて、通り過ぎてしまい残念でした。次回訪問したいと思います。※アクセスは大浦天守堂の前の通り長崎市南山手町2-6