お恥ずかしながら、和菓子・甘味処百名店をまわりはじめて、初めて桜餅には長命寺と道明寺がある、という基本的なことを知った私です_| ̄|○il||liそう、実は桜餅、苦手だったんです( ̄▽ ̄;)でもね。グルメで、百名店をまわるようになって、今まで避けていた食べ物や苦手だったものにもチャレンジ出来るいい機会を与えていただいたな、って思っております。そんなわけで、向島の【長命寺さくら餅】さんへ。長命寺の門番をしていて土手の桜の葉を何とか利用できないかと考え、塩漬けにして桜餅として、墓参りのお客をもてなしたのが長命寺の桜餅の始まりだそう。その歴史は実に江戸時代から続いているとのことで、お店は桜餅一筋の老舗。前述のように苦手な桜餅ではありましたが、大きな桜の葉を3枚も使ったお品。とにかくインパクトが凄い。塩漬けの桜の葉は、オオシマザクラという種類のもので、桜の香りをつけることのほかにお餅の乾燥を防ぐことができて、塩漬けにした葉を巻いているので菌の繁殖を防ぐことができるといった実用的なものだそう。ほんのりの塩気と桜の葉の香はあんの甘みを引き立てていました。ご馳走様でした。