明治初期の時代、北前船交易で栄えていた三國湊今でいう福井県坂井市三国にあたる場所ですね函館から下関、そこから尾道、大阪…と長く流通の旅を支える1つの港として三国は栄えていましたそんな三国はとある問題を抱えていました…上流の九頭竜川から度々流れる土石流、それが徐々に河口に溜まり大型船の入港を妨げるようになってきていたのですこのままでは港の機能支障が出ると政府が依頼を出したのは、オランダ人技師G.A.エッセル氏でした明治11年に着工されたものの、天候や疫病の蔓延に妨害されつつ、それでも作業を続け明治15年についに完成、当時築造された突堤の延長は511mたくさんの思いと時間とお金を動かした歴史に残る建造物となりましたが、時代は進み、世は鉄道時代鉄道のルートから外れた三国は徐々に衰退し、エッセル堤に携わった豪商達の栄華も失われたのだとかただ見るだけだと何事もない堤防に見えるかもしれませんが、歴史を知るとおもしろい場所の1つぜひ軽くでも歴史を齧って訪れてほしい場所です😃