景徳院は武田家終焉の地です。先日、訪れた韮崎の新府城に火を放ち岩殿城を目指した武田勝頼でしたが小山田信茂の反旗により、進路を絶たれてしまいます。武田信満ゆかりの天目山を死地と定め、北上田野に着きますが敵に囲まれて亡くなってしまいます。勝頼37歳、北条夫人19歳、嫡男信勝16歳でした。武田家の滅亡が近く中、勝頼は夫人に実家の北条家に行くようにさとしますが、夫人は勝頼とともに死ぬことを選びます。最後に色々な人に裏切りを受けた勝頼でしたが夫人の存在がせめてもの救いだったに違いありません。訪れた景徳院は参拝者は誰もいなく静まりかえっていて物悲しい雰囲気でした。