上の橋擬宝珠

ウエノハシギタカラシュ

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盛岡・雫石/その他

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上の橋は、慶長14年(1609)に第27代藩主南部利直(なんぶとしなお)が、 盛岡城築城時に中津川に架けました。擬宝珠(ぎぼうしゅ・ぎぼし)を取り付けたのは、 1336年(延元元年)後村上天皇より恩賞として京都鴨川橋の擬宝珠の使用が許された故事によると伝えられています。慶長14年のものが8個、慶長16年のものが10個、合計18個が取り付けられています。この擬宝珠は、1945年(昭和20)に軍の金属供出になるところを、実業家でかつ郷土史に造詣の深かった太田孝太郎(1881~1967)の尽力で、急きょ国の重要美術品に認定され、危うく難を免れました。その擬宝珠も、 400年近く経過して腐食が進み、小さな穴にコムクドリが巣をつくり、文化財保護か野鳥保護かとマスコミをにぎわしたこともあります。橋の擬宝珠で記念銘があり、制作年代も古く、残存個数が多いという点で、盛岡市の青銅擬宝珠は国内でもまれな存在です。現在の橋自体は、何回かの流失を繰り返し、昭和になってかけかえられたものです。

口コミ

基本情報

上の橋擬宝珠

ウエノハシギタカラシュ

岩手県盛岡市上ノ橋町

019-604-3305

アクセス

(1)盛岡駅からバスで15分 上の橋下車から(徒歩すぐ)

特徴・関連情報

備考

文化財:国認定重要美術品

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