山寺水道

ヤマデラスイドウ

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北茨城・奥久慈周辺/その他名所

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徳川光圀公が生母を弔うために久昌寺を建立した当時、その周辺は水の便が大変悪いものでした。そこで、光圀公は久昌の寺域や周辺に生活用水を導水する上水道の建設を計画しました。山寺水道は、その際に開設された水道の一つ。設計・施工を行ったのは、水戸市の笠原水道なども手掛けた永田円水とされています。水源は天神林町や稲木町の台地縁端から湧出する地下水で、湧水線に沿って埋めた集水溝、あるいは桶によって水を集めていたものと思われます。水路の構造は、すべて岩肌をくり抜いた、全長およそ2kmのトンネル状。その形状は、高さ約1.6m、幅約1.3mで不整形なかまぼこ型をしています。トンネル底部に幅・深さとも30cm程度の溝を掘り、水路として利用するなど、当時の土木技術の水準の高さがうかがえる工夫が随所に見られます。茨城県指定文化財。

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基本情報

山寺水道

ヤマデラスイドウ

茨城県常陸太田市天神林町・稲木町

0294-72-8071

アクセス

(1)常陸太田駅から車で10分 (2)那珂ICから車で25分 (3)常陸南太田ICから車で25分

特徴・関連情報

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