浜離宮とは、国の特別名勝、特別史跡にも選ばれている大名庭園です。特別名勝/特別史跡と二つ指定されてますが、これは金閣寺もそうですよ。代々徳川将軍家の鷹狩りの場所でありましたが、明治以降は皇室の離宮にもなった場所でもありますね。震災、戦火により建造物や樹木は損傷したらしいですが、それでも東京湾からの海水を引いた汐入の池は、希少価値のある庭園なのです。海水なので一般的なフナや鯉はいませんわよ。また六代将軍家宣の時代に植えられた、300年以上前の松は見応えがあり、迫力満点のですね。そして、当時の面影がある船の乗船場。「将軍お上がり場」が遺っているのが珍しいですね!江戸時代には隅田川の夏の花火もここから発着したらしいですよ。また何よりも幕府最後の15代将軍:慶喜公が幕末に、鳥羽伏見の戦いに敗れ、新撰組らと共に、大阪城から江戸城に逃げるように帰ってきた場所でもありますね。