滋賀県多賀町から米原市にかけて、霊仙山の登山コースをはじめとした一帯に集落が点在しています。写真から、これら集落に共通した点は何かわかりますでしょうか。答えは、廃村です。人が住んでいません。それにしては家がきれいです。これは、夏場は元住んでいた住人がたまに都会から戻ってきて手入れをしたり、人によっては畑仕事をしていたりするからです。神社なども清掃されています。戻らない人の家は廃屋です。冬場は雪が深くなり、文字通り無人になります。廃村がきれいにたくさん残っている「廃村銀座」、国内随一です。なお、やたら立派な屋根は、元茅葺き屋根だったのをメンテナンスが大変だからトタンに変えたものです。散策は住民の迷惑にならぬよう!