夏の海時計。夕暮れが短い秋の日本海、直ぐに落ちる夕日が秒針ならば、沖を進む貨物船はさながら長針。のんびり海を眺めていると、あっと言う間に夜になる。ところが、長い一日であるこの季節、日本海の海時計も狂いはじめる。夕陽の秒針中々進まない。長針である貨物船が追い越してしまうから闇の中に消えないのである。私の呑気な心拍数も狂いはじめる。海街のお母さん!もう7時ですよー。子供達、まだ浜辺で遊んでますよー。カラスも泣かないから、帰らないってなってますよー。早く呼んであげて!そして私にはもう関係ないが、若いお二人さん達!この季節の海時計、中々進まないぞお😅