コレはここ岩手町から、宮城県石巻まで流れる北上川の源泉【弓弭(ゆはず)の泉】⛲です。御堂観世音境内にある大木の幹を通り湧き出しています。とても神秘的です。泉はちょろちょろと小さな水音をたて湧き出していました。その小さな流れは249キロも旅をして大河になる。この小さな泉からは想像がつかない。とても神聖な場所に行って来ましたよ。本当に見れて良かった💞弓弭の泉伝説(いわてまちHPより)平安時代天喜5年6月、源頼義、義家父子率いる朝廷軍はこの地方の豪族・安倍氏を討つため軍を率い、北へと進軍していましたが打続く炎暑に兵馬とも疲弊し、士気も上がりませんでした。源義家はふと思い立ったように、小高くて周囲が見渡せる山(一説では岩手町水堀の鞍掛山)へ登ると遥か前方に巨大な杉の木を見つけ、お祈りしました。一説によると義家が天に向かい矢を放つと、普通では考えられないくらい矢は飛び、大杉の根元に刺さったともいわれています。源義家は森の中へと兵を進め、矢の刺さった大杉の根元を手にしていた弓弭(弓のつるをかける先端部分)で突くと、にわかに清水が湧き出てきました。兵馬ともごくごくと清水を飲みついにはみな生き返ったように元気になり、安倍氏を討ち、のちに「前九年の役」と言われる長く続いた戦乱を鎮圧したといわれています。義家が「弓弭」で掘って湧き出た清水は「弓弭の泉」として人々からあがめられ、今も涸れることなく御堂観音の地に静かに湧き出で、北上川の源として悠久の北上の流れとなっています。【弓弭(ゆはず)の泉】〒028-4306岩手県岩手郡岩手町御堂第3地割9(アクセス)東北自動車道滝沢インターから車で約40分JR/IGRいわて沼宮内駅から車で約15分御堂バス停から徒歩で約15分IGR御堂駅から徒歩で約30分