白馬山から見た大山大法白馬山一帯は、歴史と豊かな自然の宝庫です。白馬山景福安国寺は、足利尊氏の奏請により創立されたもので、県文化指定の御秘仏「白衣観音座像」が安置されています。その境内入口から少し奥に入ると、数千本の梅が咲き誇る梅林公園があり、2月〜3月にはふくいくたる梅の香りが漂います。そして大法白馬山への自然歩道には、野鳥のさえずりや広葉樹の原生林、県指定天然記念物の「バクチノキ」など、心洗われる自然との出会いが待っています。今年に入って福岡県の山を重点的に登っている。今回は旧山田市、現在の嘉麻市にそびえる白馬山と大法山の周回へ向かう。福岡県田川市役所を登山口へ向かう起点とすれば、市役所前を走る国道322号を南下する。しばらく国道を道なりに走れば嘉麻市の上山田地区に入る。ここで嘉麻市立下山田小学校の前まで行き、小学校前の下山田小学校交差点を東へ進むと、間もなく登山口の安国寺へ着く。なお、登山口付近にはきれいなトイレが設置されていた。登山準備の後、天台宗安国寺へ参拝。このお寺には県指定の有形文化財の木造白衣観音座像が安置されている。源頼朝の菩提を弔うために西国を遍歴していた家臣が、白馬山の岩屋に「白衣観音」を安置したと言われている。延元元年(1336)足利尊氏は多々良浜での菊池氏との戦いで、勝機がない事を悟り、白馬山山中深く逃げ込み、岩屋の白衣観音に祈願したところ、菊池軍の追っ手から逃れ、九死に一生を得たと伝えられている。大法山と大法白馬山公園森林浴コース案内図を確認、これ以外に自然歩道案内図も掲示されており、周回コースをしっかり頭に入れておく。登山途中には県指定の天然記念物「白馬山のバクチノキ」があるそうなので、見学が楽しみだ。