了仙寺
下田/その他神社・神宮・寺院
長い鎖国時代の終止符をうった日米条約を締結した了仙寺にも伺って参りました。ペリーロードのところにあるこの寺はとても静かで革命ともいえる歴史的瞬間があった場所とは思えないところでした。それにしてもあの教科書に載っていた出来事はこのお寺も含めてほとんどが下田にあるお寺で行われたという事実はかなり衝撃的なものでした。
静岡県下田市七軒町にある日蓮宗寺院。市街地のマイマイ通りを進むと突き当たりが了仙寺。車は参拝専用の駐車場に駐車。了仙寺は寛永12年(1635年)、江戸時代に徳川三代将軍・家光公の命により第二代下田奉行・今村伝四郎正長によって創建された。当寺開山の行学院日朝上人が大阪夏の陣の際、目を患った徳川家康公の病気平癒の祈願を行い成就した時に寺院建立を約束されたもの。その謂れから了仙寺の寺紋は三つ葉葵になっている。了仙寺の境内には日本最大のペリーと黒船のコレクションを誇る「了仙寺宝物館」がある。現在は黒船ミュージアムという。館内には、国内外で収集された3000点を超える所蔵品があり、それらの原本そのものが2~3ヶ月ごとに入れ替わり展示されているそうだ。了仙寺参拝の折には是非立ち寄りたい。