【京都・大将軍神社(東三條社)】・京都東山三条界隈をぶらり歩き、大将軍神社(東三條社)⛩️を発見しました。・794年の平安京造営に伴い第50代天皇であった、桓武天皇が大内裏鎮護のために建てたのが『大将軍神社』(東三條社)であります。・大内裏鎮護のために都の四方に祭祀した大将軍神社で、その東南方角にある神社で、素戔嗚尊(スサノオ)をご主祭神とし、藤原兼家を配祀としております。・末社『荒熊稲荷社』に飾られていた狐🦊の像は、先祖代々より受け継がれてきたものですが、2017年の台風21号の強風🌪️で、高さ約20mの榎の木が倒れ稲荷社が全壊し、狛犬などがその下敷きになる痛ましい被害を受けましたが、今では既に再建されています。😀・この辺りは、粟田口にも近いので、京に入る七口の一つで、三条口の要地に当るため邪霊の侵入を防ぐ意味を込めて重要視されていたそうです。※京都の要所には「洛外」との出入り口になる「七口(ななくち)」が設けられ、①粟田口②東寺口③丹波口④鳥羽口⑤鞍馬口⑥大原口⑦荒神口がそれにあたります。・藤原兼家の東三条殿もこの辺りにあったそうですが、1467年の応仁の乱で、荒廃してしまい、今では「東三條社」としてその名跡を残しております。・こちらの御本殿では、無病息災、厄除け、災難除けのご利益があり、方位神である大将軍神は、陰陽道において方位の吉凶を司る八将神(はっしょうじん)の一神で、魔王天王とも呼ばれる大鬼神で、大将軍神を祀っていることで知られる『大将軍八神社』もその一つとされております。・現在の大将軍(スサノオ)を祭神とする4つの大将軍神社は以下になります。❶東:左京区の岡崎神社と、東山区の東三条大将軍神社。❷西:上京区の大将軍八神社。❸北:北区の今宮神社摂社疫神社と、西賀茂大将軍神社。❹南:伏見区の藤森神社境内となります。・京都のパワースポットと言われており、歴訪者も多く、さまざまな御朱印も頂けます。[アクセス]☀︎京都市営地下鉄東西線「三条京阪」駅、もしくは「東山」駅から徒歩5分くらいのところに鎮座しております。