今日は京都の亀岡にぶらっと西国札所第21番の「穴太寺(あなおじ)」へ丹波國京都府亀岡市曽我部町にある、天台宗の寺院。山号は「菩提山」、本尊は「聖観世音菩薩」「仁王門」17世紀中期の建造と云われている。八脚門、入母屋造、本瓦葺き造りである。京都府登録文化財でもある。仁王門をくぐって目の前には本堂が鎮座。「本堂(観音堂)」享保13年(1728年)前身の堂が焼失した後、享保20年(1735年)に再建された。多くの巡礼者が訪れる霊場として、広い向拝と吹き放しの外陣が特徴。この寺は、慶雲2年(705年)文武天皇の祈願により「大伴古麻呂(=奈良時代の貴族)」が開創したとされています。「多宝塔」文化元年(1804年)に再建された。三間の木造多宝塔で、柱は全て円柱になっている。内部の須弥壇には、釈迦如来と多宝如来の二が安置されている。「本堂向拝」創建当時は、疫病退散や五穀豊穣を願う薬師如来を本尊としていた。後に、札所本尊・聖観世音菩薩も祀られるようになった。書院から庭園へ「穴太寺庭園」本坊前の詩情あふれる庭園。江戸時代中期の庭園で、石組、池、丸刈りの植栽、樹木で構成されている。京都府指定名勝です。左側後方に見える多宝塔を背景として取り入れ、これに合わせて築山を設け、石組みを配して庭園美を一層引き立てています。