利尻島南部、オタトマリ沼からもほど近い場所にある南浜湿原。メヌウショロ沼とその周囲に広がる湿原には、シダ類や水芭蕉など湿地に生きる植物を間近に見ることができる遊歩道が整備されています。びっくりしたのがシダの紅葉。予想外の秋の絶景に心を奪われながら、初めて入り込む黄金色のシダの海にわくわくしました。黄金色、緑、青のコンビネーションも美しく、絵画のような風景でした。・ここは海のすぐそばの低地にもかかわらず、ミズゴケが繁茂する高層湿原だそうで、とても珍しく学術的にも貴重な湿原のようです。メヌウショロ沼のあたりには、サワギキョウ(沢桔梗)も咲いていました。オタトマリ沼などと違って大きな駐車場やお土産屋さんなどはなく、入り口に乗用車が2台ほど駐車できるスペースがあるのみ。私たち以外に誰もおらず、なんだか秘境のようでした。訪れた時期にもよると思いますが、個人的にはオタトマリ沼よりも少し穴場感&最果て感のあるこちらが好きだなぁ。初夏にも訪れてみたくなりました。